インビクタス~負けざる者たち~

ようやくアキレス腱炎が回復してきました。
なべです。

金曜日のダブルヘッダー2本目はクリント・イーストウッド監督のインビクタス~負けざる者たち~を見ました。
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モーガン・フリーマンが南アフリカ初の黒人大統領、ネルソン・マンデラ大統領を演じています。
この話を映画化するに当たり、マンデラ元大統領が「モーガン・フリーマンならOK」という話をした記事を見た覚えがあります。
確かに人種差別というとてもデリケートなテーマですし、下手をすれば陳腐に(ヒーロー物)なってしまう可能性もありますが、そこはイーストウッド監督が上手に表現していました。
モーガン・フリーマンの演技ももちろん素晴らしい物がありましたが、ラグビーチームのキャプテンを演じたマット・デイモンもいい味を出していました。
ちょっと筋肉バカっぽいけどマンデラ大統領の意を汲んで必死に応えようとする姿が美しいです。
なんかもう途中から映画じゃなくてドキュメンタリーを見ているようでした。
ようやく分かったんですがクリント・イーストウッド監督の映画って、ダーッと泣けるって言うよりも、じんわりと心に沁みてくる感じですね。
ちょっと焦れったい、だけどそこがかえって印象に残る、そんな感じの映画です。

ちなみに私は映画の中で頻繁に使われていた言葉、「赦す」が強く印象に残りました。