「映画」カテゴリーアーカイブ

クワイエット・プレイス

久しぶりの更新ですが皆さんお元気でしょうか~。なべです。

相変わらず映画は頻繁に見てはいるのですが、なかなか面倒でブログを更新するまでは至りませんでしたが…。
ついに来ました!
今日見てみた『クワイエット・プレイス』!

音を出してしまうと何かがどこからか襲ってくる、それがやってきてから数十日後の世界。
そんな中で生き残った一家族のお話しです。
しかも、なんとママは妊娠しているという。
また家族の生きていく知恵が凄い!
道路には音が立たないように砂を敷き詰めて、食事のお皿はレタスのような野菜で代用。
会話は手話を使います。

いや、凄い緊張感です。
全編通じて声を聞く事はあまりありません。
パパの声を聞いたとき「あ、初めて声聞いた」って気づくくらいです。
開始数分で静まりかえる劇場…。
カップを置く音やポップコーンの音までが聞こえてきます。

何よりも演出が素晴らしかったです。
ストーリー的にはありがちなのかもしれませんが、きちんと伏線を用意し、それをちゃんと回収していく。
もう見ているこっちは「気づいて!」「そこ気を付けて!」と心で叫ぶ。
ドリフで見た「志村!後ろ後ろ!」って感じを思い出していました(笑)
本当にずっと静かな映画なので、突然の効果音には驚きますが、時には全くの無音で背後に!!って事もあります。

今のところ今年一番のお勧め作品ですね。
ドキドキの足りないあなたに是非見て頂きたい作品です!

パトリオット・デイ

随分ご無沙汰してしまいました。なべです。

最近映画を見てもブログを書けていなかったですが、パトリオット・デイを見て来ました。

実際にあったボストンマラソン爆弾テロ事件がモチーフになっています。
ほぼ実話なようです。
私は映画の中のテロシーンで初めて泣いてしまいました。
私が好きなマラソンという中で起こった全く無関係な人々を標的にされたテロ。
その悲惨さと残酷さに涙が止まりませんでした。
この悲劇は東京マラソン・横浜マラソンで起きても全く不思議じゃ無いのです。

この作品ではそのテロに巻き込まれた人々を別々の視点から描いています。
夫婦で巻き込まれた男女、子供を亡くした家族。
拳銃を標的にされ殺された警官、車を奪われた中国人。
そして爆発付近にいたこの物語の主役の警官。
何気ない日常がテロによって変えられていくのが切ないです。

ラストシーン、足を無くした被害者がボストンマラソンに参加し、義足で完走するシーンがあります。
なんかもうそれを見たときは顔がグチョグチョでした(笑)

もうすぐ公開も終わってしまうかもしれませんが是非見て頂きたい作品でした!

ゴースト・イン・ザ・シェル

かずもんが学校お泊まりから帰ってきましたが、さすがに父がいない日々についてどうこう言うこともなく、枕が硬かったとか飯がまずかったってお話を聞きましたw
逞しく育ったね~って思うなべです。

公開直後に見に行きたかったんですが、ようやく見に行ってきました!

そう!
あの日本の漫画・アニメ『攻殻機動隊』の実写版です。
これ、実に良かったですよ!
アニメ→実写のあの違和感が無く、原作の世界観を上手に実写の世界に持ち込んでいます。
元々原作の雰囲気がとても強いので、取り込みやすかった可能性はありますね。
主演のスカーレット・ヨハンソンは人間離れ?した美しい顔の造形ではまり役です。
北野武演じる荒巻課長とかいい雰囲気ですわ~。
面白かったのが、たけちゃんは日本語で喋るんですが、みんなにちゃんと伝わるんですw
まぁ電脳化されているからデータ連係されてると考えると言語って関係ないのかな。
その他バトー、トグサなどなどお馴染みのキャラクターはみんな雰囲気ありました。
で!驚いたのが桃井かおりが出演していること!
しかも結構なキーマンで、しかもそこそこ英語が上手い!
いや、これにはビックリでしたし感心させられました。
あと攻殻機動隊といえば『タチコマ』ですよね。
これが…全然違う形で登場しますwww
私は面白かったですがタチコマファンには受け入れられないかもw

原作との比較を抜きにしても、ストーリー、CG、音楽などなどとっても面白かったです。
結構な寝不足で見に行ったんですが最後までわくわくしながら見られました。
エンドロールはちょっとうとうとしたけど。

原作知らないと楽しさ減っちゃいますが、初期の攻殻機動隊だけでも見たことある人ならとっても楽しめると思います♪
おすすめです!

ドクター・ストレンジ

Yシャツがボリボリになってきちゃったので新調してきました♪なべです。

先週のことになりますが、映画『ドクターストレンジ』を見てきました。

体調は今ひとつでしたが、退屈過ぎるので2時間咳が我慢できることを祈りつつ…。

ストーリーはマーベルだけによくあるヒーローものののりです。
一つ面白かったのは、天才医師だった主人公が動かなくなった手を元通りにするため、精神世界に救いを求めるという部分。
で、そこで自分の止まらない咳と心情がリンクしてしまってw
きっと心が影響してるんだろうなぁとかいろいろ考えてしまいました。

最近のハリウッドに共通していえる部分ですが、本当に映像がすごいですね~。
ドクターストレンジでも印を結んだ時に出る模様?や、建物がガラガラと動く映像は圧巻です。
建物の動きはインセプションでも似ている表現がありましたね。

ユーモアも随所に鏤められていて見ていて楽しい作品でした。
続編もアベンジャーズとつながって行くみたいですし今後も楽しみな作品ですね。

この世界の片隅に

すっかりご無沙汰しちゃってすでに師走も中頃ですね、なべです。

かなり前になってしまいますが『この世界の片隅に』を見に行ってきました。

公開前からこの映画は作品以外の部分で話題になりました。
主人公の声優を担当したゆん(能年玲奈が改名)が事務所を移籍した再出発の作品に対して、旧事務所に気を使った報道・テレビ局などなど、一切取り上げなかったとか。
それは逆に一般の人達に反感を買い、この映画を応援するタグが出来たりしていました。

そんなこんなはありましたが、実際の作品はと言えば…。
これは素晴らしい出来だったと思います。
戦争という過酷な環境の中で、ただひたすらに普通に生きようとする人々。
だけどそれを絶対に許さない戦争という魔物。
それでもただひたすらに生きていく。
それを淡々と、そしてまざまざと見せつけられます。
ゆんの声もキャラクターにドンピシャで引き込まれました。

なんか君の名は。ばかりが目立った今年のアニメ映画でしたが、ぜひとも見て頂きたい素敵な作品だと思います。