雨の朝に。

今朝は雨が降っていました。
いつも通りかずもんと一緒に家を出て、駅へ向かう道すがら・・・。
道端に大泣きしている女の子がいました。

ランドセルをしょっていて、ランドセルには黄色いカバー。
どうみてもかずもんと同じ小学校の同学年(1年生)。
最初、親から怒られた、とか何かかと思い、スルーしようかと思った。
ってか現実に通り過ぎた。
けど10歩行く前に考え直した。
もし、今この場をスルーしたらず~っと気になるだろうなぁ。
私は踵を返してその子の元へ戻った。
内心(あぁこれで会社は遅刻だなぁ)と思いつつ・・・。
「どうしたの?学校に行きたいの?」
と声をかける。
「うんー!けど登校班は行っちゃったの~!」
大泣き。
「そっか~。じゃあ学校へはお母さんと行かなくちゃね」
「お母さんももういないのー!!!!」
ピキピキ。
子供を放り出して自分はお仕事か。
登校班の時間に間に合わないタイミングで放り出してお仕事かい。
「そっか。じゃあおじさんが学校まで連れて行ってあげるよ。××××小学校だよね?」
「うん」
「おじさんの息子も××××小学校の1年生なんだよ」
「そうなんだぁ…。」
・・・絶対今の私はぁゃιぃおじさん。
誘拐犯と紙一重。
あぁ、どこかの優しいママ、助けておくれ。
「1年1組のかずもんって知ってる?」
「知らない」
そりゃそうだよね。
ってか何だその反抗的な目www
まぁ不安だよね。
わかるわかる。
おじさんも黙って歩くよ。
「おはようございま~す」
向かいからどこかのママさんが!!!
「あぁぁ!校外委員さんですか!?」
「いえぇ!違いますけど・・・お父さんですか?」
「いえ!まったくの他人なんですが、道端で泣いていたものですから。私の息子も1年で放っておけなかったもので。。。」
「あらそうなんですか」
「どうやら、登校班に間に合わなくてお母さんもお出かけしちゃったみたいです」
「そうですか、ご苦労様です。じゃあ私が連れて行きますよ」
「ありがとうございますぅ!!!(女の子に向かって)じゃあね、元気で学校行くんだよ」
「うん。。。」
子供はさっきと打って変わって元気に学校へ向かいましたorz
この事に関してあーだこーだ言っても、その人が見ている訳じゃないし、どうしようもありません。
けど、皆さんも心に問いかけて欲しい。
貴方は大事なものに対して大事な扱いをしていますか?
この女の子は
・登校班に間に合わなくちゃいけない
・間に合わない場合は親と一緒に学校へ行かなくちゃいけない
というルールを必死で守ろうとしました。
しかし、どの道も閉ざされていて絶望したことでしょう。
それは親の責任だと思います。
私は箸の上げ下ろしまで干渉するべきじゃない、と思っている人間です。
しかし、時間にゆとりを持って暮らす事は、子供の心にもゆとりを与えるものだとも思っています。
うちの場合はギリギリを狙えば後10分は寝ていられます。
けど私はそれをしません。
10分前に支度を終えてかずもんはサッカーをしています。
それでいいと思っています。
私と暮らす限りかずもんは上記の女の子のような事はないでしょう。
そういう環境を作るのも親次第なんです。
どちらかにするべきだ、なんて決して言いません。
しかし、貴方は子供や大事な相手に安心を与えていますか?
自分のリズムを優先するばかり、相手に苦痛を与えていませんか?