ゼロ・グラビティ

明日からお仕事ですね~。
あと1週間くらい休んでいたいくらいです、なべです。

おやすみ最後の今日は映画を見に行ってきました!
選んだのはゼロ・グラビティです。
(画像なし)

出演者がなんと2名(サントラ・ブロック、ジョージ・クルーニー)のみ!
他は声の出演のみという変わった作品です。
この作品は原題をgravityといいます。
gravityは地球の引力や重力、Zero gravityで無重力、という意味のようです。
ストーリーはスペースシャトルで作業している所に人工衛星の破片が衝突することから始まります。
無重力下でのその極限状態がもう余すところなく描かれています。
どれくらい描かれているかというと、見ているこっちの呼吸が苦しくなるくらいw

とても関心したのはそのリアリティです。
例えば宇宙空間では一度慣性のついた物体は別の力が働かない限りその動きを続けます。
宇宙空間で人間と人間がく宇宙遊泳して手を握り合うなんて至難の業なのです。
当然物体に近づいても自動でブレーキが掛かるわけ無く基本的には必ず激突します。
そういったシーンが随所にあります。
こういう作品を見ると、宇宙もの、アニメにしても映画にしてもはある程度リアリティは諦めているんでしょうね。
そう、そこまでリアリティがあるということは危険も同じだけリアルと言う事です。
酸素がなくなる恐怖、姿勢の制御ができなくなる恐怖、寒さの恐怖、暑さの恐怖、さらに私が感じたのは『漠然とした恐怖感』でした。
宇宙服が無ければ生きていけない世界。
地上と違い『技術をもって生きる環境を確保』する世界。
作品が終わるまでずーっとそれが続きます。
この映画を見終わった後、深呼吸・ため息をつく人が多いと聞きます。
そんなに原因があるのではと思われます。
そんな中で、一瞬ホッと出来るシーンが有ります。
そのシーンといったら反動があるのか笑みを持って迎えたくなるほどの美しさでした。
このシーンがどの事か伝わるかな?
ストーリーも心理面や背景のみに偏らず、バランスが良いので見ていて安定感を感じました。

率直な感想としてはとても良作と感じました。
もう一度見たいと思うくらいのいいです。
画面に映し出されること以上に何かが伝わってくる作品でした。